毎日新聞社は7月6日、12日に公示される参院選に向け、政党別候補者の“考え方平均値”と、自分の考えとがどれくらい近いかを調べられる「毎日ボートマッチ えらぼーと」を、ニュースサイト「MSN毎日インタラクティブ」で公開した。政策に関する21の質問に答えるだけで、政党ごとの候補者の考え方の平均値と、自分の意見との近さを確認できる。携帯電話でも利用可能だ。
ITmedia News:あなたの考え、どの政党と似てる? 毎日新聞が「ボートマッチ」
「若者の政治への関心を高めたい」と藤生氏は言う。若者の気を引こうと知名度の高いタレント候補を出馬させる政党もあるが、「政策を理解した上で投票して欲しい」との思いから、若者がよく利用するネットを活用し、ボートマッチの仕組みを構築した。
ボートマッチは、藤生氏が特派員として赴任していたドイツで、ネットが普及してから積極的に活用されるようになったという。2005年の連邦議会(下院)選挙では約510万人が利用。うち8%が「棄権するつもりだったが、ボートマッチを使ったことで投票しようと思った」と答えたといい、投票率を引き上げる効果も期待される。
ドイツなど海外のボートマッチは、ユーザーの答えと政党のマニフェスト(政権公約)との一致度を測るものが主流。だが日本では「マニフェストと異なる考えを持つ議員がいたり、政党の主張が選挙戦の前半・後半で変化することがある」ため、候補者個人のアンケートをもとに平均値を取ることにした。
まずはできるだけ多くの人に利用してもらい、投票率アップに少しでも貢献したいという考えだ。
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